1970-04-28 第63回国会 衆議院 農林水産委員会 第22号
○津川委員 それでは少し具体的な例で聞いてみますけれども、昨年の四月、東京荒川の架橋工事で青森県の出かせぎ者七人がなくなりましたが、そのうちの一人、外崎久仁太郎さんという人の一家は、いま六十歳をこした老夫婦二人、まだ学校に通っておるお孫さん三人、そして段々畑と傾斜地に開いた田合わせて五十アールありません。その上父は中風です。
○津川委員 それでは少し具体的な例で聞いてみますけれども、昨年の四月、東京荒川の架橋工事で青森県の出かせぎ者七人がなくなりましたが、そのうちの一人、外崎久仁太郎さんという人の一家は、いま六十歳をこした老夫婦二人、まだ学校に通っておるお孫さん三人、そして段々畑と傾斜地に開いた田合わせて五十アールありません。その上父は中風です。
それによつて懲罰になつた方としては、ごく最近の例では、御承知の通り外崎さんがみずから取消されたが、懲罰事犯となつて懲罰を受けております。その前にもそういう例はあります。一応御参考までに申し上げますと、三十六回の議会に望月圭介さんが議長から注意を受けてみずから取消しをした。しかしながら懲罰の動議を提出されて、その懲罰の動議自体は否決になりましたが、懲罰動議として取扱つておるわけであります。
しかるにこの懲罰の前例に対しまして、先ほども言われた外崎君あるいは泉山三六君、こういう方々は議会内における、あるいは議会外における酒を飲んだ上の悲痛なる一つの失態である。けれども、その失態を社会の非難に耐えかねて、彼らはみずから身を引いた。この酒の上の失態と今日の暴力をわれわれが正しく議会政治を育て上げるという観点からながめた場合に、どちらの罪を重く考えるべきか、そこに論点の差があると思う。
大体私は泉山三六君の懲罰及び外崎君の懲罰、林君の懲罰等に常に参加しておるのであります。大体これらの事情におきまして、本人の言うことだけを聞いて最後の結論を見出したことはないのであります。大体裁判というものは、本人が自白いたしても、やはり傍系の証拠というものを調べて、納得行くところで判定を下さないと、いかに本人が陳述しましても、本人の陳述だけに頼るということは間違いを來すのであります。
例えば外崎事件、これは一遍取消した言辞が事犯となつておるのであります。そこで懲罰事犯というのはどういうものであるか、ここにいう懲罰事犯の要件になるわけでありますが、これはその本質を究めなければ明らかになつて來ないと考えております。そこで懲罰事犯の本質ということを結論的に私は申上げます。
第三のこういう種類の発言についてということでありますが、前國会の末期に社会革新党の外崎千代吉君が各党、各派に対して同様の発言をせられた。そうしてほとんど各派とも異議なくこれが懲罰委員会にまわされた。そうして陳謝を一度要求せられた。その陳謝を拒絶して、さらに再び陳謝を要求して、遂に陳謝をした。(「しない」と呼ぶ者あり)してもしなくても、他党をゆえなくして誹謗した。事犯の内容はまつたく同じである。
ただ先ほど事務総長からこういう取消しをした場合の前例として、齋藤隆夫君、西尾末廣君の場合をあげておられましたけれども、私の記憶に誤りなければ、前國会における外崎君の発言の場合は、議長の注意によつて取消しておるように記憶しております。それをなお速記録、その他で調べた上で議論をしておると思います。いま一日延ばすことには同意いたします。
ただいまの石田さんのお話の外崎さんの分は、確かに私もそう了承しております。議長が不穏当な言葉を取消すかということで、はつきり取消しております。
外崎君のはその前に組むということにきめてもらいたい。
ところがここで忘れておるきらいがあるのは、外崎さんの問題です。これは院議で御決定になつて、これをこのまま流しては、院議はどこへ行つてしまうのですか。やはりこれは外崎さんにはお氣の毒だが、意思表示をしていただくという段階に行つた方が、先ほどから不信任案上程をなすつた方々の御趣旨にも沿うゆえんだと思いますが、どうでしよう。
從つて私の方としても、必ず本日外崎君に出て來てそれをやれということに対しても、議長からも注意がありましたので、外崎君に注意をしておきました。外崎君はそれでは皆さん方に御迷惑をかけてもということで、実は今日は出ております。ところが本日の日程は、何はさておいても内閣不信任案を上程するので、その他の議案は一切取上げないということであつた。
○議長(松岡駒吉君) 日程第一、議員外崎千代吉君懲罰事犯の件を議題といたします。外崎千代吉君の退席を求めます。懲罰委員長の報告を求めます。明禮輝三郎君。 〔明禮輝三郎甫登壇〕
○議長(松岡駒吉君) 外崎千代吉君に対し陳謝の意を表することを命ずるのでありますが、外崎君が出席いたしておりませんから、適当の機会に議長よりこれを命じます。(拍手) ————◇—————
よつて議員外崎千代吉君懲罰事犯の件は委員長報告の通り議決いたしました。外崎千代吉君の入場を許します。 ただいまの議決に基き宣告いたします。外崎千代吉君に対し社会法第百二條第二号により公開議場における陳謝を命ずべきものと議決いたしました。よつて議長は、外崎千代吉君に対し公開議場において陳謝の意を表すべきことを命じます。外崎千代吉君登壇を求めます。 〔「おらない」と呼ぶ者あり〕
○大池事務総長 今日の議事日程に掲げてございますのは、今まで残つておりました外崎さんの懲罰事犯の件と、すでに上つております大藏委員会の製造たばこの價格改定の分でありまして、それ以外に本日大藏委員会にかかつております予算案との関係の大藏省預金部特別会計外二特別会計の二十三年度における歳入不足補てんのための一般会計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案、特別会計の方から本年度の歳入不足の補填のために
昭和二十三年十二月二十一日(火曜日) 議事日程 第十八号 午前零時五分開議 第一 議員外崎千代吉君懲罰事犯の件 第二 製造たばこの定價の決定又は改定に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出) ————————————— ○本日の会議に付した事件 政府職員の新給與実施に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出) 午前九時十二分開議
○園田委員 議員外崎千代吉君に対しては、國会法第百二十二條第二号により、公開議場における陳謝を命ずべきものと決せられんことを望みます。
○議長(松岡駒吉君) 外崎君は院議に從いませんから、議長は外崎千代吉君を懲罰委員会に付することにいたします。 この速記録に基きまして、本件事犯の説明はこれで十分ではないかと思うのであります。 ちよつと速記をやめてください。
昭和二十三年十二月十八日(土曜日) 議事日程 第十五号 午後一時開議 第一 自由討議 ————————————— 本日の会議に付した事件 議員外崎千代吉君を懲罰委員会に付するの宣告 重要産業労働争議解決に関する決議案(片山哲君外三名提出) 肥料輸入に対する感謝決議案(坂本實君外十三名提出と砂糖消費税法等の一部を改正する法律案(内閣提出) 午後四時三十一分開議
○議長(松岡駒吉君) 外崎君は院議に従いませんから、議長は外崎千代吉君を懲罰委員会に付することといたします。 ————◇—————
○議長(松岡駒吉君) 議長は、去る十二日の院議に基き、外崎千代吉君に対し公開議場において陳謝の意を表すべきことを命じます。外崎千代吉君の登壇を求めます。 〔外崎千代吉君登壇〕
○成重委員 私は誠意をもつてその懲罰の御意見に沿うべきと思つて、外崎君に実は本会議が開かれるから、それに出るように申しておつた。きのうは政府の申入れによつて本会議はあのまま散会しましたから帰りました。本日も連絡しておりますから、もし議場に出て参りましたら、私の方から連絡して、適当にやりたいと思います。
昭和二十三年十二月十三日(月曜日) 午前十一時五十五分開議 出席委員 委員長 西村 久之君 理事 冨永格五郎君 理事 馬越 晃君 理事 外崎千代吉君 石原 圓吉君 川村善八郎君 仲内 憲治君 深津玉一郎君 佐竹 新市君 庄司 彦男君 野上 健次君 椎熊 三郎君 岡田 勢一君 委員外の出席者
理事 志賀健次郎君 理事 高橋清治郎君 理事 加藤吉太夫君 淺利 三朗君 小野瀬忠兵衞君 小暮藤三郎君 高田 弥市君 梁井 淳二君 石井 繁丸君 石川金次郎君 金野 定吉君 田中織之進君 林 大作君 馬場 秀夫君 青木清左ヱ門君 鈴木 強平君 長野 長廣君 外崎千代吉君
○林百郎君 外崎君の方を片づけてからにしてはどうですか。
○成重委員 ただいま私は議場に入りまして、きようの日程の二番目の外崎君が懲罰委員会の決議によつて、陳謝の意を表するようになつておつたそうであります。議場において外崎君を探しましたが、わからなかつた。さつそく控室に参りましたけれども、いどころがわからない。早く探して出席するようにいたしますが、もし日程までに間に合わないときは、また院内において皆さん方と連絡をとつて、出て來るようにしたいと思います。
○明禮輝三郎君 ただいま議題となりました議員外崎千代吉君懲罰事犯の件につきまして、懲罰委員会の審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本件は、昨十一日、田中織之進君提出の懲罰動議可決の結果、懲罰委員会の審査に付せられたのであります。
議員外崎千代君懲罰事犯の件を議題といたします。外崎千代吉君の退席を求めます。懲罰委員長の報告を求めます。懲罰委員長明禮輝三郎君。 〔明禮輝三郎君登壇〕
(発言する者多し)よつて議員外崎千代吉君懲罰事犯の件は委員長報告の通り議決いたしました。外崎千代吉君の入場を許します。 ただいまの議決に基き宣告いたします。外崎千代吉君に対し、國会法第百二十二條第二号により、公開の議場における陳謝を命ずべきものと議決いたしました。
昭和二十三年十二月十二日(日曜日) 午前十一時三十二分開議 出席委員 委員長 西村 久之君 理事 冨永格五郎君 理事 藤原繁太郎君 理事 馬越 晃君 理事 外崎千代吉君 石原 圓吉君 川村善八郎君 關内 正一君 夏堀源三郎君 深津玉一郎君 佐竹 新市君 椎熊 三郎君 鈴木 善幸君 委員外の出席者
○田中織之進君 簡單に議員外崎千代吉君の懲罰事犯に関する件につきまして、動議提出の趣旨を御説明申し上げたいと思います。 昨日の衆議院本会議において可決いたされました政界、財界、官界刷新に関する決議案の討論にあたりまして、これに賛成する各会派を代表して、社会革新党の外崎千代吉君が賛成討論を行われた。
ただいま外崎氏の速記録を読み上げるのを聞いておりましたが、各会派を代表しておりません。外崎氏の弁明を聞いて見ましても、各会派を代表しておりませんので、議院運営委員会あるいは小委員会において、外崎君が各会派を代表することになつておつたのかどうか、この点をお伺いいたしたいと思います。
○田中(健)委員 この際外崎千代吉君の懲罰事犯に関しまして、昨日の外崎君の速記録の全文を各委員に配られまして、それをよく見て、それをただいま提案者である田中君の申されたことと対照して、愼量に審議いたしたいと思いますので、これを委員長においてとりはからわれるようにお願いいたしたいと存じます。
○成重委員 ただいまの提議に対しましては私の方としてまことに遺憾の意を表するとともに皆樣方にお願いしたいのでありますが、実は本日午後運営委員会できまりました決議案に対する賛成演説は田中健吉君がやることに御了解を得たのでありますが、本会議開会直後田中君に支障が生じましたので、突然外崎君にかわりまして議場内交渉で皆樣方のお許しを得てやつた次第であります。
○細川(隆)委員 わが党の田中織之進君から提出されておりまする議員外崎千代吉君を懲罰委員会に付するの動議を御審議願いたいと思います。これは本会議再開劈頭に上程されんことを希望いたします。
○田中織之進君 私は、ただいま上程せられました、議員外崎千代吉君を懲罰委員会の議に付する動議について、その提出の趣旨を弁明いたしたいと存じます。